人それぞれの考え方は異なりますが、男性中心の社会の中にあって、シングルマザーでも立派に子供を育てあげた立派なお母さんもたくさんいらっしゃいます。
しかし、子供もやっと独立し自由になれた時に、子供の将来も心配ですが、ご自身の老後についてもしっかりと考え、少しずつ老後に備える必要があるでしょう。
「シングルマザーの老後は一人暮らし」
と決まっているわけではなく、趣味に没頭したり、再婚したりするケースも多く、老後とはいえ自由な時間が増え、いろいろなことができると気づきます。
もちろん、老後生活に必要な最低限の資金や蓄えなども必要です。
歳を取るにつれ、同年代の知り合いも減っていきます。
この記事では、同じようにシングルマザーで頑張っている女性がいることを知ってもらい、トラブルや問題をどのように解決してきたのか、これまでのケースをご紹介しながら、シングルマザーの老後や人生の楽しみについて考えてみるきっかけを作ります。
この記事で分かること
- シングルマザーの老後資金はいくら?
- 別れ方で異なるシングルマザーの寂しさ
- シングルマザーが寂しい・孤独と感じる時とは?
- シングルマザーがこれからの人生を楽しむ方法
きっとこの記事を読んだ後には抱えこんでいた多くの不安も解消し、老後や楽しい生き方を前向きに実践できる自立した女性になっていることでしょう。
この記事を書いた人
編集長:MIKI
恋愛・婚活コンサルタント
結婚相談所勤務。自身でもアプリで247人とマッチングして今の主人と知り合い昨年結婚♪ ※詳しいプロフィールはこちら
シングルマザーの老後生活にいくら必要?
シングルマザーが最も心配していることは、「お金」の問題です。
一般的に、女性は男性よりも収入が少ないため、子育てにお金を費やした後に残る貯蓄や資産なども、例外を除き、わずかしか残りません。
子供には苦労させたくはありませんが、子供が独立した後もシングルマザーは働くことになるでしょう。
ここでは、シングルマザーに必要な老後資金や生き方について解説していきます。
お金がなくても、生きられる方法はたくさんあります。
老後もたくましく生き抜くには、「お金」や「暮らし」について、もう一度整理して考えてみください。
老後資金は3,000万円
余裕のある生活を希望されるなら、シングルマザーでも約3,000万円の老後資金が必要です。
しかし、現実は厳しく、40~50代で実際に老後資金をしっかりと貯めている人はかなり少ないと考えられます。
持ち家や賃貸、クルマの利用、子供の教育費などの人それぞれの状況によって、必要とする最低限の老後資金は異なります。
シングルマザーなら、最低1,500万円~が必要で、平均で2,000万円もあれば、ぎりぎりの生活ができるでしょう。
出典:シングルマザーFPが伝授!母子家庭が上手に貯金するための7つのステップ
総務省「家計調査 家計収支編(2019年)」
お金はいくらあっても足りなくなる性質があります。
稼ぎ過ぎても自分が苦しいだけになりますので、最低限の貯蓄額を目標にして、無理をせずに老後資金を貯めていくようにしてください。
ダブルワーク・副業で貯金する
本業がうまくいっていたとしても、リストラされたり、大手企業なのに事業が急にだめになったりして、給与やボーナスが下げられたりすることがあります。
シングルマザーの場合は、子供の学費と生活費で貯蓄もままならないでしょう。
ダブルワークとして、在宅ワークや副業を始めるのもおすすめです。
子供のそばにいながら、副業で家計の赤字を埋めたり、複数の収入源を合わせて総収入をアップさせたりすることができます。
副業や在宅ワークなどで成功して独立起業しているシングルマザーも多いので、まだ始めていない方は、今からでも遅くはないので安定した収入源作りを目指してください。
老後も賃貸で暮らし続けるのか?
シングルマザーは、老後の住まいに関しても何らかの準備が必要でしょう。
賃貸や老人ホームなら、お金がかかります。
お金がなければ、子供の家族と同居するといった選択肢も考えられます。
「孤独」が嫌な方は、高齢者向けのルームシェアなどもおすすめです。
老後は孤独に一人で生活するのではなく、自由に行動しながらも家族や友達とのつながりを忘れないように、お互いに協力して生きるようにしましょう。
最終的には生活保護という選択肢も!
出典:『月次被保護者調査』(厚生労働省)
生活保護を受給する世帯は、163万世帯以上にもなっており、年々増えています。
そして、高齢者世帯が生活保護を受ける割合は、グラフの通り55.1%となり、半数を超えています。
高齢者世帯の4割は生活保護以下の生活費で暮らしている実態も指摘されていますので、「高齢者で貧困」「老後破産」は、シングルマザーなら当然予想される最悪の事態です。
生活保護は、資産もなく、働くことが困難で、他の制度でも生活が難しく、扶養者からの援助が受けられない、といった状態の人でなければ、申請が受理されません。
どうしても生活ができない場合は、生活保護を検討するべきでしょう。
シングルマザーの寂しさは別れ方で変わる
一人親世帯はすでに140万世帯もいます。
そのうち、シングルマザー(母子家庭)のご家庭は、123万世帯以上です。
もちろん、彼女らは最初からシングルマザーを選択したわけではなく、何らかの事情があって、シングルマザーを選択し、「寂しさ」を常に感じながら、強く生きています。
「なぜシングルマザーになったのか?」
その原因を知ると、それぞれの苦労や寂しさ・悲しみなどがよく理解できるようになります。
シングルマザーの気持ちを少しでも理解し、共感できるように、それぞれの別れ方について分析してみましょう。
出典:内閣府 男女共同参画局
死別で別れた場合
死別の場合は、病死が多くはなりますが、事故死や自殺なども少なからず別れた理由として存在します。
どの別れ方であっても、辛い悲しみを経験した後に、立ち直ってシングルマザーとして頑張っています。
病死の場合は、夫とともに闘病生活を経験し、日に日に弱っていくパートナーを目の当たりにします。
夫の看病と子供の世話の両方の問題がずしりと肩にのしかかります。
事故死の場合は、突然夫がいなくなるという経験をします。
あっけない幕切れを経験し、夫がいないという現実を受け入れ、気持ちの整理ができるまでに時間がかかります。
自殺の場合は、夫の気持ちをわかってあげられなかった自分を責めるような日々が続きます。
こちらも立ち直るまでにかなりの時間を要します。
夫に寄り添えなかったという自責の念とともにシングルマザーとして再出発しなければならない、という気持ちを理解してあげましょう。
離婚で別れた場合
離婚の原因は、夫にあるのか、妻にあるのか、こちらもケースバイケースです。
離婚の原因は、妻や夫への不満が最初にあって、不倫などのどうしようもない事実が発覚し、破局へと突き進んでいきます。
最初は衝突し、喧嘩をすることも多かった夫婦ですが、次第にすれ違いが生じ、子供の存在だけがつながりになってしまいます。
どちらかが離婚を切り出す時、それは、愛や寂しさがなくなって、気持ちの整理がついた時になります。
未婚の場合
未婚でシングルマザーになる割合は、死別でそうなる場合とほぼ同じ割合です。
その理由はいろいろありますが、相手が既婚者であった、行方不明、結婚前に亡くなる、などのショッキングな出来事がきっかけでシングルマザーになっています。
周囲にはあまり理解されないため、未熟な若さや支援体制の少なさなどによって、頼れる人がいない場合は、シングルマザーとしての苦しい人生や子供との同居生活が続きます。
子供を育てるのが自分しかいないのであれば、寂しい気持ちを隠しながら、いつも気丈に振舞っているのではないかと考えるべきです。
シングルマザーが寂しい・孤独と感じる時
シングルマザーが孤独を感じる時とはどのようなケースなのでしょうか?
男性であっても何をやってもうまくいかない時のように、愛するパートナーがいないというだけで、彼女たちはかなりのダメージを受けています。
どんな別れ方をしていても、シングルマザーの女性が寂しさや孤独を感じる時は、だいたい同じような時です。
シングルマザーの気持ちを少しでも理解し、共感できたら、周囲の対応や支援制度などももっとよくなっていくのでは?考えられます。
幸せそうな家族連れを見たとき
シングルマザーで子供との平和な生活を楽しんでいたとしても、やはり夫がいない、頼れる存在がいない、というい気持ちがなくなることはありません。
休日に家族で出かけた時でも幸せそうな家族連れを見た時に、ふと寂しさを感じます。
二人でも三人でも四人でも家族には変わりはありませんが、子供と私だけの家族なので、なぜかぽっかりと穴が開いたような気持ちになってしまいます。
世の中から取り残されたような気分になってしまうのではないでしょうか?
夫がいた頃の幸せな時期をつい思い出してしまう瞬間です。
仕事や育児がうまくいかないとき
シングルマザーは、自分の仕事と子供の育児の両方を無難にこなさなければなりません。
朝から晩まで、帰宅した後も大変忙しい時間が続きます。
急に体調を崩して働けなくなったら、収入も激減し、食べるのにも困ってしまいます。
仕事や育児がうまくいかなくなる時は、全てがうまくいかない時です。
「誰か助けてほしい!」と考えるのは当然で、そんな時男性などのパートナーがいればどんなにありがたいことか、と身にしみて深く感じます。
自営業+シングルマザーみたいな状況で1日寝込むことがあり得るワクチン打つとか出来ないのよ。ただそれだけなのよ。
— 多分そのユ (@orionara3stars) December 15, 2021
将来の不安を感じるとき
シングルマザーで生活していると、将来の不安がなくなることはなく、いつも不安定な状態です。
子育てが終わった後は子供も独立します。
子供が独立したら、今度は自分が独りぼっちです。
経済的な面での不安はもちろん、将来、独りぼっちになった後に何を目標として生きていけばいいのか、新しいパートナーはできるのだろうか、といった不安な気持ちになるのは当然です。
一生懸命生きている時は考える暇がありませんが、時間や心の余裕ができてきたら、一人になった後のことや老後のことを一度整理して考えなおしてください。
友人や家族に恋人ができたとき
シングルマザーとはいえ、周囲の家族や友人の協力は必要です。
誰もがいろいろな人に助けてもらいお世話になっています。
シングルマザーの周囲の良心的な協力者も、いずれは新しい恋人ができたり、結婚したりして、その家族と過ごす時間が増え、次第に疎遠になっていきます。
みんなが幸せになっていくのはうれしい反面、ある種の寂しさも同時に感じることになります。
なぜなら、自分だけがシングルマザーで一人取り残されているからです。
特に同じ境遇のシングルマザーに恋人ができたり、再婚したりする場面に遭遇するとかなりのショックを受けます。
彼女らもあなたのような周囲の支えがあって、新しいパートナーができたはずですので、あなたもあきらめないように前向きに生きていくようにしてください。
シングルマザーがこれからの人生を楽しむ方法
日本の社会の中において、シングルマザーは肩身が狭い存在で、あまり認められていない世の中です。
周囲にいる人々もシングルマザーには気を遣って生活をしています。
しかし、シングルマザーになったからといって、子育てや仕事だけで人生が終わるわけではありません。
子供が独立した後は、自分一人、自由な世界を満喫できます。
時々寂しい気持ちにはなりますが、シングルマザーだったからこそ、老後は好きな趣味や恋愛も自由に楽しめると考え、前向きに捉えるべきでしょう。
こちらでは、シングルマザーがこれからの人生を楽しむ方法についてご紹介しています。
老後は、素敵な人に出会い、多くの友人を作り、幸せに暮らせるように願っています。
趣味に没頭する
あなたの趣味は何でしょうか?
子育てや仕事に追われ、子供の頃の夢を忘れてしまっていませんか?
老後は、昔好きだった趣味を思い出して、自分でできる趣味に没頭したり、同じ趣味を持つ友人と一緒に楽しんだりすることができます。
また、昔は苦手だったことにもチャレンジしてみてください。
新たな楽しみが生まれるでしょう。
友人・知り合いをたくさん増やす
シングルマザーにとって生きにくい世の中にはなっていますが、同じ境遇の仲間はたくさんいます。
同じシングルマザーだけではなく、幼馴染、ご近所の方、職場の同僚など、お近くで同じ時間を共有した人たちと長いお付き合いができれば、老後も安心です。
また、SNSやブログなどを通じていろいろなコミュニティに参加することができ、新しい仲間を増やすにはぴったりのツールです。
どうしても人とうまくいかないのであれば、あえてシェアハウスで共同生活を営むといった方法もおすすめです。
孤独になりがちな人でも、共同生活を通じて自然に仲間に入れますし、生活費も節約できます。
シングルマザーで再婚はしたくないけど人生の相方は欲しい人はいると思うんだよな。女2人子連れ同居で家族になったっていいと思うん。
— ねえね 猫の座布団 (@Doragonsyoten) December 6, 2021
再婚して恋愛を楽しむ
「再婚」は、シングルマザーになら誰もが考えることですが、子供が独立した後なら、新しいパートナーを見つけての「再婚」もしやすくなります。
離婚して子供がいると、再婚どころか出会いや恋愛なども難しいため、ずっと「恋愛」や「再婚」を封印してきた人も多いはずです。
恋愛を大いに楽しみ、再婚という新しい目標を目指すことで、老後の楽しみも増え、充実したものとなります。
僕のお母ちゃんはバツ2でシングルマザーで僕を育ててくれ、めちゃくちゃ感謝してて尊敬してるんですけど
「2回も離婚した原因はなに?」
と小学生の頃に聞いた時
「結婚したこと」
と返答されたんですが、僕の質問に対する答えとして的確なのか未だに判断がついてないまま僕はすっかり大人になった。— 旅丸sho🎒旅する経営者 (@tabimarusho) December 12, 2021
寂しさを紛らすパートナーを探す意味
老後は、男性も女性も同じように大切なパートナーを失い、意気消沈してしまうシングルがたくさん増えます。
いつまでも悲しんでいる必要はありません。
寂しさを処理しきれなくなれば、何でも話せる新しいパートナーを探してください。
同じように寂しい思いをしている異性はたくさんいます。
女性は男性、男性は女性を求めていますので、必ずよい出会いに恵まれ、ぴったりのパートナーが現れるはずです。
娘の成人式の前撮り行ってきた♡
みんなより若く産んだことと、シングルマザーってこともあって今まで色々言われたけど、ちゃんと立派にかわいく成長してくれて感謝しかない✨
自慢の娘😊 pic.twitter.com/7YLBcFg3dY— 🥀Rinoa🦋✿*:・゚ (@kotonohaworld23) December 9, 2021
パートナー探しにはマッチングアプリが最適
個人情報などのセキュリティや安全を重視したうえで新しいパートナー探しをするなら、マッチングアプリがおすすめです。
マッチングアプリを選ぶ際に注意することといえば、婚活目的以外にもさまざまな出会いを希望している人が登録しているアプリを選ぶことです。
お友達や趣味のパートナー探しの他、再婚を考えるなら「バツイチ」や「シングル」に特化した人が登録しているアプリがおすすめです。
例えば、シングルマザーなら「ペアーズ」、真剣な再婚を考えるなら「ユーブライド」、再婚用でオンラインデートもできる「マリッシュ」などがあります。
まとめ:シングルマザーは寂しい!老後生活に必要な資金と不安の解決法
今回は、比較的うまくいっているシングルマザーの方でも、気がつくとふと悩んでしまう「老後」についての情報提供や不安・寂しさの解決方法についての記事をまとめました。
シングルマザーの孤独や寂しさについては、一応理解しているつもりでも、当事者ではない限りその苦しみを本当に理解することは難しいでしょう。
老後の寂しさや孤独を解消するには、こちらでご紹介した「シングルマザーがこれからの人生を楽しむ方法」を、勇気を出して実行すれば、新しい友達や新しいパートナーもすぐにできます。
シングルマザーがこれからの人生を楽しむ方法
- 趣味に没頭する
- 友人・知り合いをたくさん増やす
- 再婚して恋愛を楽しむ
同じような思いをしている男性や女性を探すなら、恋愛や出会いを目的としたマッチングサイトも使えます。
おすすめは、
- サポートが手厚い「ハッピーメール」
- 大人の出会いが楽しめる「PCMAX」
- 知名度が高い「ワクワクメール」
の3つです。
最後にこの記事の内容のおさらいです。
- シングルマザーの老後資金はいくら?
- 別れ方で異なるシングルマザーの寂しさ
- シングルマザーが寂しい・孤独と感じる時とは?
- シングルマザーがこれからの人生を楽しむ方法
シングルマザーの辛い思いや老後についての心配は、当事者にしかわからないことです。
いつまでも一人だけで悩むよりも、こちらでご紹介した方法を実践すれば、今からでもこれからの人生がより充実したものへ変化していきます。
あきらめずに積極的に出会いを求めてチャレンジしてみましょう。